さつまいもカンパニーの活動紹介@島根大学農学部

島根県松江市にある島根大学農学部の試験農場にお邪魔し、学生に混じってサツマイモの食べ比べ実習に参加してきました。

合計20品種のサツマイモを食べ比べ。
沖縄100号とかサツマイモ育種の本を読んでるとよく出てきますが、実際に食べるのは初めての品種も多かったので、勉強になりました。

面白いことに、学生の食味評価が高い品種が世の中に出回っているかというとそうでもないということです。
世の中に出回らない要因として、収量、耐病性、保存性、加工適正など様々なことがあり、決して美味しくないという理由だけではないのです。
そういう意味では、消費者のニーズに応じたマーケットインの考え方が大切だと言われますが、決して消費者にとっては選択の幅が広いわけではないということを頭の中においておくべきだと思ってます。

その後、さつまいもカンパニーの活動や農業とIT、食のマーケットの話など、学生向けに説明。一年生にはやや早いネタだったのかもしれませんが、将来このとき話した内容が頭の片隅にでも残って何かの役に立つと嬉しいですね。

今回、お誘いいただいた島根大学の先生は、日本でたぶん一人しかいない、サツマイモの栽培部分をメインに研究されています。来年度はアドバイスもらいながら、栽培の方も頑張ります。