さつまいもカンパニー設立記念イベントを開催しました

私が代表を務めるさつまいもカンパニーの設立記念イベントを、1月21日 銀座ファーマーズラボにて開催しました。
会社員時代にお世話になった方、独立後にお世話になった方、グロービス経営大学院での友人、さつまいも関係者、農業IT関係者など50名ほどの方にご参加いただきました。
イベントの主催は初めての経験だったので、終始バタバタしてしまいましたが、さつまいもフルコース料理による立食パーティでは応援のメッセージから具体的なコラボ案もご提案もいただき、開催してよかったなーと心から思いました。

イベントは3部構成で開催しました。

第1部

設立記念の基調講演として、なぜ私がさつまいもを軸とした事業に取り組むのかについて、私の小さいころから設立にいたるまでの体験や思いをもとにお伝えさせていただきました。

長々書いても仕方ないのでまとめ部分だけ書かせていただきますと、
私がもともと幼少のころから持っていた食糧危機問題の解決策として、農業や作物に対する期待が最初にあります。
そして、ITを活かして一般的に言われている「高齢化」「耕作放棄地の増加」といった農業に関する問題点を解決したいと思い起業しましたが、農業というのは生産から流通、小売りなども含めるとバリューチェーンが長く、関係者も多く存在します。
食という特性から、消費者に価値や思いをどう伝えて受け止めてもらうかという最終的に最大の問題があ、消費者のリテラシーをあげるという啓蒙に近い活動も必要となります。

起業してから生産現場を回ったり、加工や流通にかかわる人にも話を聞きましたが、どこか一部の解決策を考えたところで、あまり解決にはならないどころか、他のところに問題をつくるような気がしていました。
なので、私の中での仮説は、何かひとつに絞って川上から川下までを統合/整理するのが良いという結論にたどり着きました。

これらすべての思い、夢などが実現できるものとして、「さつまいも」を軸に事業を展開すればいける!と思ったのが、さつまいもに絞ったさつまいもカンパニーを立ち上げた理由です。

TPPや高齢化により日本の農業はいやおうなしに変化していくと思います。そんな中で成功事例をたくさん作ることが大切だと思います。
さつまいもカンパニーの取り組みが成功し、それがほかの作物や取り組みにも活かされることで、農業にまつわる課題解決につながると思っています。

第2部

さつまいも関係者による、さつまいもの魅力と可能性の発信。

グロービス経営大学院の先生でありさつまいも生産者である松本泰幸様(農業生産法人株式会社みなみん里代表取締役)、川越でさつまいもによる地域活性に携わってこられた山田英次様(サン文化企画研究所)、女子栄養大学でを教えられておりいも類研究会でもお世話になっている根岸由紀子様(女子栄養大学栄養科学研究所 教授)の3名の方とパネルディスカッションさせていただきました。

お話しを伺っていて、さつまいもに関わる方も多いですが、横のつながりがなかったり、情報がオープンではないこともあり、その辺のコミュニケーションがスムーズにいくような活動も必要だなと思いました。

第3部

さつまいもフルコースメニュー&さつまいもを使ったドリンクということで、COEDO紅赤-Beniaka-と焼酎(蔓無源氏・芋・赤霧島・白霧島・黒霧島)をお出ししました。
さつまいも料理メニューについては、別途ご紹介させていただきます。

最後に参加者の皆さんで写真を一枚(一部の方は帰られてしまいましたが)

今回うまくいかなかったところは反省して、次のイベントにつなげていきたいと思います。
関係者だけではなく一般の方にもご参加いただけるようなイベントが開催できるように精進してまいります。